繊細かつ大胆に
繊細と大胆は一般的には反対に位置する言葉とイメージされていて両立することはあまり考えられていないと思う
しかしパイロットにはその両立が求められている
物事を大体で済ます人間には飛行機を操縦することはできない
いずれどこかで事故を起こすことになるのは目に見えている
かといって飛行機を操縦するときに細かいことに気を取られればそれもまた事故のもとである
完璧に準備をし、細かいところまで気を配りながらやらなければならないことには迷うことなく臨まなければならない
飛行中に緊急事態に陥った場合にやらなければならないマニュアルがある
予め備えていなければ対処できずに事故に発展してしまうので、微に入り細に入り決められている
その中に予期せぬ垂直状態になった場合の対処法も学んだのだが
想像できるだろうか、人が意志を持って操縦している機体が気が付けば垂直状態になり対処しなければ失速してしまう状況を
そんな状況は有り得ないと思う
私はある日のソロフライトで色々と考えることになる