人生最高のまぐれ

浜松の過程を終了するとウィングマークを授与されいよいよ一人前のパイロット(第一線で使い物になるわけではない)として認められることになる

しかしウィングマークはあくまでも自衛隊内での資格であって日本という国で認められたパイロットではない

資格的には自衛隊の任務で飛ぶことは出来るが実際には空を飛ぶ資格がない状態と思ってもらえばいい

 

今では航空学生も国のパイロット養成機関として認定されていてウィングマーク取得と同時に事業用操縦士の資格も取得する出来るが、当時は運輸省(今の国交省)から試験官が来て試験(筆記と実技)を受けなければ事業用操縦士の資格を得ることは出来なかった

 

私がその試験を受けたのは今回の試験が良好ならば国から正式に認可が下りて国指定の養成機関としての認定を受ける事が出来るという重藤な試験だった

 

もしも私たちの誰かが下手をして運輸省から不可か判定を受ければそれまでの先輩たちの努力が全て無に帰すという事態に落ちることになる